福島県南会津郡只見町にそびえ立つ標高828mの鋭峰
会津のマッターホルン(田部井淳子さん命名)こと【蒲生岳(がもうだけ)】
急峻な山で岩場、鎖場のエキサイティングな登降
山頂からは只見川や奥会津の大自然
またタイミングが良ければ鉄道好きからも人気の高い
只見線を走る電車を目にすることもできます。
展望はもちろん、山の裏側に広がるブナの森では森林浴を楽しめ
天然のクーラー【風穴】や岩峰を貫くように穴が開いている【鼻毛通し】など
低山ながら初心者から上級者まで楽しめる山となっています。
そんな【蒲生岳】に6月下旬に娘たちと行ってきましたので
その様子や情報、注意点などを紹介します!
※書いてるうちに長くなってしまったので注意点などだけを知りたいかたは
もくじから飛んでもらえれば良いかとおもいますm(. .)m
蒲生岳の場所(駐車場)
【蒲生岳登山口駐車場】
〒968-0414 福島県南会津郡只見町蒲生
車での場合は上記の場所に車を停めて登山することになります。
広々としていて自動販売機もあります。




蒲生岳のトイレ
蒲生岳登山道には道中トイレはありません
駐車場から国道を挟んだ向かい側にある
地域集会所【雪の里】でトイレをお借りすることができます。






いざ!! 蒲生岳山頂 目指して!
駐車場で準備をし【雪の里】でトイレを済ませたら
案内板通り進みます



民家の前を通り過ぎて行くと 蒲生駅 の駅舎が現れます





踏切を渡り少し進んだところにいよいよ蒲生岳へ登山口があります。



登山道の案内板に沿って進んだところに
鼻毛通しコースと北壁コースに別れます。

今回は右側の 鼻毛通しコース から登っていきます。
気持ちのいい木漏れ日の中を歩いているのも束の間で
急勾配な登りになっていきます。




いきなりの勾配で心拍数も上がって来たので
広めの場所でおやつ休憩で息を整えます。
今回は近所に出来たモンベルで買ってきた
本格的な行動食をおやつとしていただきます。
チョコナッツとストロベリーどちらも美味でした(^^♪



おやつ休憩を終え再スタートすると早速ロープが…
一生懸命に登っていきます。



今度は岩場を登って行きます。



時折ロープなどを使い登り進めて行くと
【夫婦松】が現れます。



夫婦松を過ぎてもひたすら急勾配な岩場などを登って行きます。




子供の発送は面白い!


分岐が近くなり案内板などが出てきました。



左はキケン岸壁(けわしい道) 右は鼻毛通し(ゆるやかな道)
わたしたちは当然、右側を選択しましたが…
全然ゆるやかじゃない( ;∀;)
鎖場の連続で急斜面を必死に渡って行く









がむしゃらに登り進めているとようやく【鼻毛通し】が現れました。






鼻毛通しを過ぎてもまだまだ急斜面は続きます…






更に更にロープで登り、ようやく頂上の文字が見えました。



と、おもったら山頂まで100m⁉
ここまで来たら頑張るしかない



最後の力を振り絞り頑張って登ると



ついに頂上へ!
蒲生岳 頂上登頂‼
数々の鎖場やロープ場を乗り越えてやっと頂上へ!

ひと通り、頂上での記念撮影を終えて
少し奥へ下ると今回の目玉である絶景スポットがあります。
わたし達以外に誰もいなかったので絶景を観ながら
少し早めの昼食をとりました。


いつもはおにぎりやカップ麵なのですが
今回はモンベルで購入した リゾッタ を初めて食べてみました。
軽量化と常温での長期保存を可能にした携行性抜群!
お湯を注ぎ数分で出来上がり!
登山中の食事で不足しがちなタンパク質を手軽に摂取できて
味も本格的で美味しかったです。
(本格的過ぎてビビンバとカレー味は子供には少し辛かったようです…)

リゾッタの詳細情報→ モンベル公式ホームページ
蒲生岳 下山
頂上でお腹を満たし体力も回復したので下山します。
帰りは来たルート 鼻毛通し(ゆるやかな道)ではなく
キケン岸壁(けわしい道)から下り北壁コースを通り下山することにしました。
しかし
この判断が間違いでした…
というのも、頂上手前ですれ違った登山者から鼻毛通しの方が
険しいルートだよと言われたので
確かに来た道より大変さが少しでも緩和されるなら
試しにキケン岸壁(けわしい道)から下山しようとなったのですが
しばらく下るとほぼ垂直に降りて行く鎖場の連続
しかも高さが10メートル近くもあり
行くも地獄 戻るも地獄状態になってしまいました。
はたして子供たちを無事に下山させることができるのだろうか⁉
そんな思いが脳裏に過りましたが
意を決して下るとことにしました
わたしが少し先に降りてから三女、次女の順で降りて行きます。
1番握力・腕力の弱い三女を下からわたしがお尻などを押さえて
サポートしながら慎重に少しずつ確実に降りて行きます。
安全な所まで降りたら三女を待機させて次女のサポートをしに戻る
この繰り返しでなんとか急斜面の鎖場などをクリアしていきました。
登山とは登りより下りの方が大変だと再認識しました。
そんなこんなで必死に下ったので下山ルートの写真はほぼありません。
撮ってる余裕がありませんでしたm(。。)m
登りルートの鼻毛通しコースにも 風穴 がありましたが
下りの北壁コースにも 風穴 がありました。
本当にヒンヤリとした風が吹いていて汗ばんだ体には
とても気持ちの良い場所です!



無事に下山出来た安堵で満面の笑みな写真と
下山後の駐車場販売機で買ったキンキンに冷えたジュースを飲む写真
これで勘弁してください((笑))




まとめ
短く要約して書こうとしたつもりが結局いつものように長々と書いてしまいました
なので今回のまとめだけでもシンプルにしたいと思います。
注意点 と おすすめポイント だけ紹介して締めます!
蒲生岳登山の注意点
- 低山と思って甘くみない
- 鎖、ロープなどをつかむので手袋必須
- 日陰のない登山道が多い
- 高所恐怖症の人はちょっと怖いかも
蒲生岳登山のおすすめポイント
- 低山ながら鎖場や岩場など山の面白みが凝縮されている
- 登りながら只見線や只見の景色をたのしめる
- 頂上からの眺めは最高!
- 天然温泉が付近に多数ある
簡単ではありますが、いくつかのポイントでまとめさせて頂きました。
冒頭でもお伝えしたように奥会津は 蒲生岳 以外にも
たくさん素敵な場所があります。
(会津方面のスポット紹介記事)
奥会津の宝‼炭酸水が湧き出る場所 大塩天然炭酸場
気になったかたは是非、足を運んでみてください!
皆様のお出かけに少しでも参考になれば幸いです。
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