見どころ満載!!子供と巡る檜枝岐村観光サイクリング

トレッキング日記

檜枝岐村入り口

6月下旬に家族で【尾瀬散策】をしたついでに
【小豆温泉せせらぎキャンプ場】に一泊してきました
(小豆温泉せせらぎキャンプ場の紹介記事も書いていますので
よければそちらもご覧くださいとても素敵なところです)
大自然を満喫!!おすすめ【小豆温泉せせらぎオートキャンプ場 Red Bean】を徹底解説

テント泊した翌日の朝
早く目覚めた私と次女は
もってきていた自転車で檜枝岐村をサイクリングすることにしました

日曜日でしたが早朝ということで
混雑も交通量も少なくのんびりと
素敵なスポット巡りができました

今回はそんなサイクリングで発見した
檜枝岐村のおススメ観光スポットを紹介します

【檜枝岐村】ってどんなとこ?

奥会津の最果てにある檜枝岐村
尾瀬の大自然に包まれた谷に約500人の人々がひっそりと暮らす山村です
山々に囲まれた標高1000m近い高冷地のため夏は涼しい避暑地として
冬は雪国の旅情を味わえる湯けむりの温泉地になります
良質な黒檜(クロベ・地方名ネズコ)の産地であったことから
その名を冠し【檜枝岐村】となったそうです

また檜枝岐では280年以上前の江戸時代から村民歌舞伎の伝統が続いています
檜枝岐歌舞伎の上演場所となる檜枝岐の舞台は
重要有形民俗文化財に指定されていいます

檜枝岐独自の伝統料理【山人料理(やもーどりょうり)】も
有名で自然の恵みを凝縮させたような料理を味わえます

そんな大自然と共に生き歴史を色濃く残している【檜枝岐村】
一度訪れて後悔はない場所です

車を停めるならここがおススメ無料駐車場

檜枝岐村に車で訪れた場合に無料で駐車できる【駐車場】を
紹介します

無料なので時間をきにせずゆっくり観光できます
歩きが大変だと思う場合は檜枝岐村入ってすぐの
【道の駅 尾瀬檜枝岐】で自転車を借りることもできます

檜枝岐村役場前駐車場

道の駅 尾瀬檜枝岐を過ぎると村内にはいります
すると【無料役場前駐車場】という案内板が出てきます
国道から左折すると広めの駐車場が見えてきます

檜枝岐村役場前駐車場

檜枝岐村役場と公民館(東雲館)、檜枝岐村歴史資料館が
併設されており檜枝岐村歴史資料館は無料で
歴史の紹介や檜枝岐歌舞伎の衣装や資料を見ることができます

檜枝岐村歴史資料館
東雲館
無料役場前駐車場
檜枝岐マスコットのオコジョが可愛い

また駐車場脇に村内観光案内板も建ってました

檜枝岐村

檜枝岐村役場前駐車場

【檜枝岐村役場前駐車場】を過ぎそのまま国道を進むと
【前川橋駐車場】があります

桧枝岐前川橋駐車場

停めれる台数は少なめですが
こちらも無料駐車場になっており
駐車場近くの階段から下へ降りると
村内の中心を流れる
【檜枝岐川】の流れを間近で観ることができます

桧枝岐前川橋駐車場
檜枝岐川

縁切りで有名【橋場のばんば】と【檜枝岐歌舞伎】の歴史にふれる

檜枝岐歌舞伎
国道からすぐ見えます

檜枝岐村役場前駐車場を過ぎて
檜枝岐村役場前駐車場より少し手前右側現れるのが
『歌舞伎の舞台』と書かれた看板と鳥居です
のぼり旗もいくつか出ているのですぐに気づけます
短い距離ながらたくさんの見どころがあるので
分けて紹介していきます

檜枝岐歌舞伎
檜枝岐歌舞伎

【橋場のばんば】

橋場のばんば

鳥居をくぐると檜枝岐の舞台・鎮守神社への参道になっており
歩いていくと左側に現れるのは
【橋場のばんば】です

橋場のばんば


橋場のばんばは子どもを水難から守ってくれる水神様で
縁切り・縁結びの神様としても信仰されていて
悪縁を切りたいときは新しいハサミを
良縁を切りたくないときはサビて切れないハサミを供える
人との縁だけでなく病気との縁を切りたい方も多く
知る人ぞ知るパワースポットになっているようです

たくさんのハサミが供えられている珍しい光景は
一見の価値ありです

橋場のばんばハサミ
多くのハサミがありました
橋場のばんば
橋場のばんばハサミ
別のお社にもハサミが

【歌舞伎伝承館千葉之家】

歌舞伎伝承館千葉之家
歌舞伎伝承館千葉之家

【橋場のばんば】をあとに進むと
綺麗な水の池を渡り右側にある建物が
【歌舞伎伝承館千葉之家】です

ここは檜枝岐歌舞伎で古くから使われてきた衣装や小道具、台本など
貴重な資料を展示していて檜枝岐歌舞伎の歴史を紹介しています

私たちが訪れたのは早朝だったので入館できませんでしたが
次回訪れた際には見学してみたいとおもいます

また【歌舞伎伝承館千葉之家】入り口脇にあるトイレも
ユニークな看板でした

千葉之家トイレ
清潔感のある綺麗なトイレでした
千葉之家トイレ
歌舞伎をモチーフにしたトイレ
橋場のばんば
近くの池にはイワナ?が泳いでいました

檜枝岐歌舞伎の【舞台】と【客席】

檜枝岐歌舞伎舞台

参道をさらに進むともう一つの鳥居が現れます
そこをくぐると檜枝岐歌舞伎の聖域に入ります

まず目にするのは石段の観覧席
所々に木々が生えていてどこか神秘てきに感じられます
上演日にはここがびっしりと人で埋まるようです
私もニュースで目にしたときはあるので
同じ福島県民のかたは映像で見たことがあるのではないでしょうか?

檜枝岐歌舞伎舞台

そして右側にあるのが檜枝岐歌舞伎が行われる
【舞台】です
この地域独特の「兜造り」と呼ばれる屋根形状で
茅葺き屋根で作られている舞台です
常時開放しているようなので間近で【舞台】を
ゆっくり観ることができます

檜枝岐歌舞伎舞台
檜枝岐歌舞伎舞台
檜枝岐歌舞伎舞台

【鎮守神】と【疱瘡神(ほうそうがみ)】

【鎮守神】

石段の観覧席中央辺りをを上へ上がっていくと
鎮守神の社殿があります
檜枝岐歌舞伎は祭礼奉納歌舞伎「奉納」ですので
舞台はここへ向かって建てられているようです

檜枝岐鎮守神
檜枝岐鎮守神

【疱瘡神】

鎮守神】の社殿から少し離れた場所に
祀られているのが【疱瘡神】です

鎮守神

こちらの【疱瘡神】とは
元禄9年に疱瘡が全国的に蔓延し
檜枝岐も例外ではなく、村の子供が疱瘡にかかった
そんなとき子供に乗り移った神のお告げにより
社を建てて疱瘡神を祀るとそれ以降は
疱瘡にかかっても軽くて済むようになったそうです

鎮守神

村を一望できる【中土合公園(なかどあいこうえん)】

国道をさらに尾瀬方面へ進むと左側に
【中土合公園駐車場】が出てきます

中土合公園

こちらに車を停めて橋を渡ったとっころに

中土合公園

【中土合公園】があります
さらに展望台の看板を目印に20分~30分登れば
展望台に着きここから
檜枝岐村の90%を一望できる絶景が見れます

中土合展望台
南会津公式ホームページより

秘境ならではの倉づくり【板倉群(いたくらぐん)】

板倉群

【中土合公園駐車場】をあとにし
さらに進むと左側に見えてくるのは
【板倉群】です

板倉群

壁土の採れない檜枝岐では倉も木造でした
火災から護るため宅地から離れた畑などに建てられました
厚さ10cmほどの板をセイロウのように組み合わせる工法で
窓はなく釘や柱もいっさい使用されておらず
この建築様式は奈良の正倉院と同じらしく
建築史的にも貴重な文化財とのことです

板倉群
板倉群
板倉群

中へ入ることはできませんが
そのたたずまいや風情のある景色は
見るだけでも面白いです

尾瀬の雰囲気コンパクトに【ミニ尾瀬公園】

【板倉群】のすぐ先には【ミニ尾瀬公園専用駐車場】があります

ミニ尾瀬公園

こちらにはトイレも併設されており
ここに車を停めて道路向かい側にある
【ミニ尾瀬公園】のゲート、橋を通ることができます

ミニ尾瀬公園

尾瀬の自然を一足早く身近に経験できる公園で
尾瀬の植物などをコンパクトにまとめた植物園
3つのエリアに大別されそれぞれのエリアには
花々が季節後とに咲き尾瀬の雰囲気を味わえます

私たちが訪れたときは朝早かったのでゲート自体が開いておらず
ミニ尾瀬公園へ渡ることができませんでしたが

公園内には関連施設の「武田久吉メモリアルホール」
「尾瀬写真美術館」、「夏の思い出譜碑」など植物以外にも
見応えのある場所になっています

疲れを癒す温泉【燧の湯】【駒の湯】

檜枝岐村内には観光や尾瀬ハイキングの疲れを癒してくれる
入浴施設があります
今回は代表する2つの温泉を紹介します

【駒の湯】

駒の湯

檜枝岐村役場のすぐ近くにある源泉掛け流しの温泉です
近くにある駒ヶ岳の名を冠しており
駒ケ岳登山者なども下山後に訪れる温泉です
肌に優しいアルカリ性単純泉で疲れた身体を癒してくれます

詳しくは→コチラから

【燧の湯】

燧の湯

国道から川窪橋を渡った所にある公衆浴場
舟岐川に面した高台にあり
単純硫黄泉の源泉をかけ流しで
露天風呂などの施設も充実しています
檜枝岐村の四季折々の表情を眺めながら
疲れをゆっくり癒せます

詳しくは→コチラから

燧の湯
国道から分かりやすい看板
檜枝岐燧の湯
国道から橋を渡れば見えてきます
檜枝岐燧の湯

また燧の湯側からも中土合公園に行くことができます

隠れた名水【案宮清水(あんきゅうしみず)】

伊南川を渡った村の東側にあるのが【案宮清水】

案宮清水

その昔
高倉宮以仁王が中仙道を下り檜枝岐に落ち延びて来て
その時に供の一人が冷たい清水を見つけ
宮の渇きをいやす為に差し上げた
ということで「安宮清水」と名がついたそうです

案宮清水
檜枝岐案宮清水

コップも置いてあり飲んでみると
雑味がなく透き通った味で
次女も美味しいと言ってノドを潤していました

檜枝岐案宮清水
檜枝岐案宮清水

檜枝岐の悲しい歴史【六地蔵】

【檜枝岐村役場前駐車場】を過ぎそのまま国道を進むと
右側にかわいらしく並んでいる6体のお地蔵さんが見えてきます

六地蔵

このお地蔵さんには檜枝岐村の悲しい歴史が背景にあります

山間高冷地の山深い里のため
昔から冷害に悩まされており特に凶作の年の冬には
餓死者も出るほどだったそうです
そのため働かぬ赤ん坊が”穀つぶし”とされ
間引きされるという悲惨な行為があったそうです
その赤子の母親の嘆きを慰めるために
この【六地蔵】が建立されたそうです

六地蔵
尾瀬方面側から見た【六地蔵】

まとめ

以上が私たちが今回のサイクリングで訪れた場所です
有名な場所から穴場まで簡単にではありますが紹介してきました

実際に中まで入って観ることができなかった場所もあります
なので
今度は時間帯を変えてまたリベンジしに行きたいとおもいます
無料駐車場も多く公共トイレも所々にあるので
お子様連れの家族にも観光しやすいです

檜枝岐村は決してアクセスがいい場所ではありませんが
そのぶん大自然を肌で感じられる素晴らしいところです
私たちはキャンプ泊でしたが旅館なども多数ありますので
是非泊りがけでのんびり観光するのをおススメします

少しでも誰かの参考になれば幸いです



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